「じゃあみんな戻ろっ!カレー冷めちゃうよ?」
『はーい!!』
テーブルにご飯を並べて、準備はオッケー!
『いただきまーす』
みんなでわいわいご飯食べるのって久々かも。
「そういえばゆずひめ、親父たちは?」
「ん?今日も帰るの遅くなるって~。」
偶然にもお父さんとお母さんは来週から長い事海外に行くみたい。
だからそのための準備やら何やらで帰りが遅くなるの。
「柚姫、このカレー絶品だよ!!この美味しさならお嫁にいっても大丈夫だね♪」
「亜也香、大げさだよ~。第一お嫁に行くって…」
‘結婚’なんて考えた事ないし…。
「え、もちろん柚姫ちゃんの旦那は亮一だろ!な、亮一?」
「お…おい、麻也!!」
ほら、亮一まで困ってるじゃない!
本当、亜也香と麻也くんって大げさなんだから。
でもこんな些細な会話でも未来は変わるんだね。
この時のあたしは幸せすぎて周りの事なんかほとんど頭になかった。
…まさかあたしの近くで火花がとんでいたなんて、気づく訳がなかったんだ。
