「やっぱりアイツにもらったんだな。」 お兄ちゃんは机を指差した。 そこにはきれいな布の上に置かれたあたしのペアリング・・・。 「ゆずひめが倒れた時に外れそうだったからさ・・・。大事にしてそうだったし、傷ついたらいけないと思って。」 お兄ちゃん、そんな事まで考えてくれてたの・・・? 「ちゃんと大事にしないとアイツに振られるぞ!」 お兄ちゃんはニコッと笑って言った。 やっぱり本当は優しいんじゃん!