「お兄ちゃん、待ってよ!」 大きなお兄ちゃんの背中を追いかける。 昔もよくこんな感じでお兄ちゃんの背中を追っかけてたっけ。 あの頃はまだあたしもお兄ちゃんも幼かったな・・・ なんて思ってたら目の前がクラっとしてきた・・・ 頭・・・痛いよ― そのままあたしはコンクリートに倒れこんだ。