「柚姫、毎朝毎朝そこで何やってんの?」 ちょっと怪しげな表情の亮一。 Sっ気たっぷりです。 「え…その…んーとっ…」 「いつも練習見てくれてありがとう。」 え、ばれてたの…? 見つからないように見てたつもりなのに… 「いつから知ってたの?」 「ん?ずーっと前から。」 「えー、そうなのー?」 「うん、じゃあ教室行こっか、お嬢様♪」 亮一は1時間目体育だからって言って着替えずにあたしに手を差し出してくれた。 「はいっ♪」 あたしはその手をとって、亮一と一緒に教室へと向かった。