アタシがそういうと驚いた顔を一瞬見せた聖奈は呆れ果てた顔になった。
「えっ?また別れたの!?ルリアンタ何人目だとおもってんのょ・・・」
『ん〜ざーっと14人くらい?いや、自然消滅もあったから・・・16人くらいかな』
「モテる人はいいよねーっまったく。」
『聖奈も感謝しなよ?アタシが山瀬とくっつかせてあげたんだから』
「はいはい。ルリはずっとウチの親友だょ!!」
『もちっ(笑)』
そういってアタシはまた席を離れて廊下に出た。
放課後の学校には夕日が流れ込み、外の部活の声や、吹奏楽部の楽器の音色が自然と耳に入る。
アタシはそっと目を閉じて耳をすませた。