GIVE IN TO ME


「この街の人、じゃないよね。こんな美人いたらみんな騒ぐはずだし。」



 男が私に聞く。



 答えるのも面倒だったので、顔を背けると




「これも何かの縁ってことでさ、来てくんない?こっちに。」




 来てくんないって、すでに腕引っ張ってますけど。




 しかも男の足は、確実にさっきのコンビニの方に向かってる。





 最悪最悪最悪。




 でも、顔をあげるとそこにはもう数台の単車しかおいてなかった。