しかも、どいつもこいつも髪がすごいことになっていて…。 …親は泣くだろうな、って思う。 まぁ、もうこんなとこに座り込んでるってことでもう十分泣いてんだろうけど…。 「おせーぞ、雨未。」 昨日、金髪としゃべっていたダークブラウンの髪の男が、こっちを向いて手招きする。 「空ちゃんと2人っきりだったから、興奮しちゃって…」 金髪がしらじらしく口を押さえる。