GIVE IN TO ME




 正直、泣きたいのはこっちの方だ


 私には関係のない言葉を繰り返す黒髪に

 ため息をつきそうになったときだった



「いつの間に、随分仲良くなってんじゃん


 ねえ、澪緒?」



 その声を聞いたとたん、

 黒髪の表情がサッと変わった



「…いつからいたんだ、雨未」


「ほんのちょっと前からだって


 そんなに殺気立たないでよ」



 金髪が手を挙げて降参のポーズをとる


 その目は少しも笑っていなかった