GIVE IN TO ME




「あんな奴と同じ血が流れていると思うだけでも恥ずかしい!



 …それに、この顔も」



「リオに似てるんでしょうね」



「似てる?」




 ハ、と笑った後、吐き出すように



「似てるなんてもんじゃない



 …似ているわけがない」





 だから夢羽は俺をそばに置いている






 憤りと切なさが混じり



 黒髪は泣き出しそうな顔をしていた