GIVE IN TO ME





「雰囲気が、って言いたいんでしょ?」



「…1番似てるのは、瞳だけどな」



「瞳?」





「…俺の瞳」




 そう言って黒髪がベッドサイドまでやってきて、


 自分の目を指差す





「真っ黒なの、わかるか?」




 
 じっと見つめると、確かに髪と同じ、綺麗な黒だ。





「リオもこれと同じ。




 …それとアンタも」






 怖いくらい、真っ黒な瞳をしてる