GIVE IN TO ME





「…最初に集まりとやらに連れて行ってもらったときのことよ。


 一瞬、本当にゾッとした」




『バカにしてる?』




 あのとき、確かに殺気を感じた。




「でも、じゃあなぜ?


 金髪やアンタが怒るくらい大事なところに

 あんなに簡単に私を連れて行ったの?」



 
 
『そーそー、夢羽の女です、って?』





 急に、もう誰が言ったかすら覚えてない言葉を思い出す。