GIVE IN TO ME




「…私は、何?」




 黒髪の視線が刺さる。



 続きを言おうとしても言葉が出てこない。




 

「アンタについて、前から思ってたことあんだけど」




 アンタ、誰なの?





 もっともな質問に、やっぱり反論できない