ボーダーライン

「私に色恋しても、お店には行かないよ?ってか、行けない。」



「行けない??」



私の上に覆い被さり両手を押さえている要が不思議そうな顔をした。



「そ、行けない。だって私普通のOLだもん。」



私の言葉に一瞬目を丸くした要は次の瞬間フッと笑った。



「安心して…俺…客は抱かない。」



「じゃ、何?この状況は??」



客になんないって解ってるならこんな事する意味ない。