ボーダーライン

「こんなとこに来てまで仕事しなくていいんじゃない?時間外でしょ??」



「あははっ!癖だね、癖。職業病。」



「ご苦労様ですね〜。」



そー言いながら差し出されたライターから火をもらう。



「葉月ちゃん、昨日の事覚えてる?」



「覚えてない。貴方の名前すら知らない。」



「ひで〜ぇ。あんなに愛し合ったのに…。」



「あははは…」



私の渇いた笑いが冷たく響く。