ボーダーライン

「はぁ〜…」



起きてまだ数十分しか経ってないというのに何度目の溜め息だろう…。



"キュッ!"



私はシャワーを止め浴室を出た。



さっき脱ぎ捨てたバスローブをもう一度身にまとう。



濡れた髪から落ちる滴が冷たい。



タオルで髪を拭きながら私は部屋に戻った。