ボーダーライン

「さて…どーするかな…。」



空になったペットボトルで頬を叩きながら
男が寝ているベッドを見つめる。



いくら頑張っても昨日の記憶は蘇らない。


二日酔い気味の頭がさらに痛くなりそう。


私は考えるのが馬鹿らしくなった。



「シャワー浴びよう。」



虚しい私の独り言が部屋に響いた。