こんなにスキだけど 叶わないなんて知ってる。 「知ってるんだよーーーっ!」 「唯、落ち着け!」 「ナツミぃ…」 「よしよしよし」 この子は加藤ナツミ。 クラスは違うんだけど 私の大親友。 ナツミはC組で 稲垣先生のクラス。 こうやってたまに 発狂する私を宥めてくれる。 私が先生のことスキって 知ってるのはナツミだけなの。 それくらい何でも言い合える 大事な存在。