ヒミツの恋の方程式

あたしよりも随分高いところにある黒あくまの顔をギン!と睨みすえ、


「ぐぅぅぅ…」


怒った犬のように、低い声を出してうなる。


すると――…


「へぇ…」


黒あくまは口の端を歪め、ニヤリと笑った。


「この俺に楯突く気か、面白ぇ」


不気味なほど歪められたその顔に、


“げ!
地雷踏んだ!?”


後悔する間もなく――…


「えっ!?
ち…ちょ…」


2人っきりの保健室で、ドスン!と、ベッドの上に放り投げられた。