ヒミツの恋の方程式

「はぁ?
ふざけんな、敦。
雫を放せよ」


イラっとした感情を隠そうともせず、黒あくまの肩に手をかけた聡に、


「へぇ…
聡くん。
俺にそんな口、きいていいのかな?」


黒あくまは、ゾクっとするほどの猫なで声で、あたしから手を放して振り返り、


「俺。
バラすことだって、できるんだけど?
おまえ等の、関係」


ドス黒い笑みを浮かべ、聡のネクタイをキュッとしめる。