ヒミツの恋の方程式

さっき以上に青ざめるあたしを振り返り、


「休み時間だから別にいいだろ。
あっやべ。
鐘忘れた」


聡は、あたしが青ざめる理由とはかけ離れた答えとともに、“キンコンカン”と鐘まで鳴らした。


ひぃぃぃ。
確実に、停学、退学。


ひゅぅぅぅ…っと、へたりこむあたしの前で、


「2年A組。
榊原聡は、同じクラスの南野雫のことが大好きです。
ついでに言うと、オレ達、親の再婚で一緒に住んでます」


聡は堂々と告げ――…


「だから、もう――…
これからは、オレには構うな。
どいつもこいつもウゼェんだよ」


イラついたように、ドンっと机を叩いた。