ヒミツの恋の方程式

「だから、さ。
正直、面白ぇって思った」


聡は、あたしよりもずっと高い位置から斜めにあたしを見下ろし、


「ちょうど親父に再婚話を聞かされたしな。
興味、湧いたんだよ、おまえに」


ポケットに両手を突っ込んで、


「本気で、オトしてやりたいって思った」


あたしに視線を合わせるように、腰を曲げた。


「それも“初めて”…さ」