ヒミツの恋の方程式

「時間はたっぷりあるし、な?」


――…って、なぜ―っ!?


「おまえ、どこに目ぇつけてんだよ。
保健室のおばちゃん、校庭にいただろ」


――えぇ!?
そんなこと、知らない、知らない!


急いでぶんぶんと首を横に振ると――…


「なるほどね」


ツーっと、メガネでなぞられる首筋。


「知ってて。
わざと密室に誘ったわけだ。
この俺を」


――…って、どんな誤解!?