ヒミツの恋の方程式

どうしてあんたの中であたしが、“泣かされ好き”キャラ決定しちゃってるのよ!?


なんなの?
その誤解!


それより、ねぇ?
保健室の先生ってば、どこに行っちゃったのよ―っ!!


早く帰ってきてよぉぉ!!


心の中で助けを求めながらも、黒くまの圧倒的な威圧感の前にピクリとも動けないあたし。


両腕を体の横にぴったりとくっつけ、硬直したようにベッドに横になったまま、目に映る黒あくまを見続けるあたしに、


「さぁ、どうしてほしい?」


黒あくまは、くすっと笑ったかと思うと、おもむろにメガネをはずし、そのはずしたメガネをあたしの頬にピタピタとあてた。