だけどこの選択がまずかった。
麻緋と気まずいなら俺が早く謝ればよかったんだ。
気まずいからって先延ばしにした結果、何ヶ月も口をきいてないなんてことになってしまったのだから。
だらだらとした生活を送り、麻緋とは気まずい関係。
逃げた俺は同じ学年の女の子と遊びまくり、いつのまにか卒業するまでの半年で8人の子と付き合っていた。
麻緋の穴を埋めようとすればするほどひどくなって、気付けばチャラ男人生まっしぐらだ。
これはひどい。
ひどすぎると我に返った頃には麻緋をみると罪悪感がでてきて、結局話しかけられず。
でも、もういいのかもしれない。
俺の人生、こんなもんだろう。


