最後に視界に入ったのは涙で潤んだ瞳だった。 でも、しょうがないんだ。 俺は犠牲になったとも思ってない。 夢を持ってる奴に俺の気持ちなんてわからない。 また口を開ければ同じことを言われそうで、俺はその日から麻緋と口をきけなくなってしまった。