「グッモーニー♪」
真っ青な空の下、桜は散り、緑の葉が生い茂ってきた今日この頃。
そんな爽やかな朝……といってももう昼前だけど、パジャマ姿で目をこすりながら起きてきた麻緋に第一声。
「……」
不機嫌そうにコチラを睨みつける麻緋。
だけど、やっぱりまだ目が疲れてる。
「ご飯にする?顔洗う?それともト・イ・レ?」
『ご飯にする?お風呂にする?それともワ・タ・シ?』的なノリで尋ねてみるが、見事に無視されてしまった。
ちょっとヘコむなぁ。
顔を洗って服を着替えてきた麻緋は今はご飯を食べてる。
その麻緋の髪を梳いて結ってやる。
「ねぇ?本当に今日、来るの?」
「ん。ダメ?」
「拓斗に聞いてみたけど大丈夫だって」
「じゃあ行ってもいい?」
一応麻緋の許可が下りないと後が怖い。


