だれだかわからないけど、こんなに練習ぶち込んだ奴を殴ってやる。




「そんな急に言われても……」

「行くッたら行く!絶対いくから」

「蒼!!」




麻緋が困った顔したけど、でも、俺はお前のために行くんだ。

そうと決まれば寝る!




もし、麻緋より遅く起きてしまったら確実に置いていかれるから。

その辺りのことは、7歳の時に学習済みだ。




俺は意気揚々と自分の部屋に戻ってさっそく布団にもぐりこんだ。








「羊が1匹……羊が2……」