「麻緋、もう行くのか?いつもより早くない?」
ふと気になったのはギターケースとリビングの時計。
いつもよりも早い。
「ちょっと早めに行ってブラブラしてようかなって思って。
歌はいつもの時間に始めるつもりだから」
「そっか。じゃあ、俺、シャワーしてから行くことにするから先に行ってて」
「うん」
座って靴を履く麻緋を手を振って見送る。
多分、きっとこの時間だし大丈夫だろうとは思うけど、本当は一緒に出かけたいけれど、その前に言っておきたいことがある。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…