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放課後、電車に乗ってから携帯をあけた。
……やっぱり、祐君から来てる。
少しだけ、嫌だなって思った。
良い人すぎるから返事がしにくい。
彼が良い人であり続けるなら、彼は私の光であり続けるだろう。
そして、その光は無意識に私を照らし続け、責め続けるだろう。
光によって伸びた影。
光は影を生み、影は光を生かす。
だけど、光と影が交わることはないだろう。
彼が光なら私は影。
私は彼のように光にはなれない。
そして、優しい人だから、私の影を知ればいつかは傷つけるだろう。
そのときが怖い。
そう思った。


