……
中峰が俺を?
いやいやいやいや。
おいおいおいおい。
ないないないない。
って、何ときめいちゃってんのよ!!俺は!!
麻緋ちゃん一筋歴にピリオドをうつ気?!
それこそないないないない。
ふ〜。おちつけ。
とりあえず落ち着け俺。
状況を整理しよう。
中峰が俺のこと好きで?
俺は麻緋が好き。
麻緋は栗原先輩が好きで。
栗原先輩は麻緋が好きっぽい。
んで、マイフレンズは中峰が好き。
……なんだか複雑だ。
マイフレンズ
↓
中峰
↓
俺
↓
麻緋⇔栗原先輩
あれ??
なんていうか、俺、お邪魔じゃない?
麻緋にとっては栗原先輩と一緒にいることが幸せであって、俺のこの気持ちって、麻緋にとって邪魔なものでしかないんじゃない?
………なにも考えなかったことにしよう。
そうだ。その方がいいに決まってる。
俺は、麻緋が好き。
なんか問題ある?
それでいいんだ。それで……。
中峰の告白は少なからず俺の胸に響いた。
それと同時に考えてはいけない考えが、俺の中に芽生えて、しこりのように残って消えてくれそうに無かった。


