汚レ唄



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それから、数日が過ぎた。


やっぱり私はいつものように男と適当に遊んで、必死にもがいてた。



毎日祐君とメールをして、いつの間にか祐君とのメールに安心感のようなものを抱いてた。


祐君とのメールはホカホカあったかかった。




……だけど、私は今日も名前すらよく知らない人と歩いてる。


隣でポケットに手を突っ込んでるのは……

タカ?ケン??ショウ???




やっぱり忘れた。


まぁ名前なんてどうでもいいんだけど。



この人は、わざわざ律儀に私の学校の近くの駅まで来てくれた。




だけど、それが失敗だった。


私は会ってはいけない人に会ってしまったんだ。


傷つけてはいけない人。

知られてはいけない人に。





学校近くの駅ということは、勿論隣の男子校も使用している駅でもあって、その男子校には祐君が通っていた。