「好きなの? スノードロップ」


ねえ、神様。


「俺もその花、好きなんだ。」


貴方に私の声が届くなら、我侭を言ってもいいですか?


「何か、大切な思い出があった気がして……」


どうしても、欲しいものがあるんです。


「俺、雅哉っていうんだ。君は?」


私に、雅哉さんとの"恋人同士"としての、時間を下さい――