どうしよう・・・ どうしよう・・・ 悠里ー早く来てよッ!!って心の中で叫んだときだった。 「そのコ、震えてんじゃん。離れろよ。」 え・・・・ 山中…先パイ。 入学したてのころでも、先パイを知らない人はいなかった。 だから、あたしがあの時どんなにビックリしたか。 学校1のイケメンと呼ばれる人が・・・凡人を助けてくれた。 あたしは、それから当たり前かのように、どんどん先パイを好きになっていった。