「亞柚菜ってさーなんで山中先パイなの??まぁ、あんなカッコいいんだから、わかんなくもないけど…」




悠里に突然聞かれたあたしは、突然どうしたの?とビックリした。




「カッコいいから…かな!!」



悠里にも、誰にも言ってないことが1つある。







1年前――――――・・・





あたしが初めて山中先パイと出合った日。




その日は、入学してまもなくだった。




朝、悠里と待ち合わせしてるときに、事件は起こった。




人通りもあまりなく、少し薄暗くて怖い道。




あたしと悠里は、その道の交差点で待ち合わせをしていた。