「はぁ?昨日の女子生徒の名前?」 俺はさっそく顧問に直球で聞いてみた。 顧問は珈琲をすすりながら考え込んでいる。 「先生に声をかけていた女子生徒です。」 「…あぁ。瀬戸のことか!」 「瀬戸っていうの?!先生何組?!」 後ろから結城が会話に入ってくる。 「瀬戸はD組だ。で、なんでそんなこと聞くんだ?」 先生が不振そうに聞くが俺と結城は嬉しさで手を合わせたりしている。 「よし、D組に行くぜ。」