高鳴る鼓動に気付かないフリをしていたけど、名前を呼ばれる度、キスをする度、それは無駄な足掻きだと思い知らされる。 だから……── 「──水野さん……」 胸のときめきは最高潮。 視界の端に、窓際に置かれた小さなクリスマスツリーが映る。 クリスマスの夜くらい、素直になるのもいいよね。 僕はそっと言葉を呟いて、彼の唇にキスをした。 fin