嫉妬!?
りょうが?
「り、りょうって瑞穂が好きなの!!?」
ナナも声のトーンをおとして聞くと、
「…どー見てもそーだろ」と悠は呆れた顔をして答えた。
「ぇえー!?」
「…鈍感」
ど!?
「ねぇねー、2人でデュエットしてよ♪」
「へ?……え!?ゃ、遠慮します!!」
首を横に振って必死に拒否する。
「そんなこと言わないで〜♪ねぇ悠く「するわけねぇだろ」
…当たり前デス。
「…そ、それょりっ!!
何でみんなお酒飲んでるの!!?」
「ぇ?…あ〜、イヤ、もう高2だし?」
「別にいいじゃん?♪」と笑って言ってくる。
…よくなぁい!!!!
「あ〜?ナナ飲んでねぇのかぁ〜?」
ぅ…スゴい酔ってる…。
「なぁ〜にゃってんだょ〜?飲めょホラぁ〜?」
ついにはお酒の入ったグラスを差し出してくる始末だ。
「いいいよ、ナナは遠慮しとく…」
「…お前みたいなガキが飲んだら潰れるもんな」
ガーキー……?
ガキと言われたのがかんに障り、つい…
「飲めるもんっ!!」
と言って差し出されたグラスを受け取り、それを一気に飲み干した。