「ぅ、え?ぁ…うん」

「ゅ、悠〜!!こんな子に構ってないであたし達と…「あ゛?うるせぇブス。消えろ」

「なっ…!!」

先輩たちは悔しそうにしながらそれでも最後、ナナをキッと睨み

自分たちのテントの方に走って行った。


「ウゼーんだよブース」

それを見ながら、悠が言った。


「……悠」

「あ?」

「…何でもないっ」

「は?」


……べ、つに
変な勘違いされてこっちは被害者なんだし

お礼なんて言ってやんないもん。


「…百面相」

「なっ…違うもん!!…ぁ、瑞穂ぉ!!次、女子リレーだよっ、行こっ」

瑞穂が気づいた様に「うんっ」と答えた。

「瑞穂走んのかぁ?怪我すんなよ〜」

スッゴい楽しそうに意地悪に笑って言うりょう。

「うっさい。するかアホ」

2人で入場門へと向かった。