「ナ〜ナちゃん」
「わっ!?えっ!?」
後ろには、かなり顔の整った男の人が座ってる。
「俺、高丘りょう。ヨロシクなっ♪」
「ぅ、ん…ヨロシクね」
軽そうな人だなー…。
「……るせぇな」
「へ?」
突然、隣から声が聞こえた。見ると、またまたかなり整った顔が…。
いや、隣にいたのに気づかなかったナナはどんだけボーッとしてたのかって感じだけど…、
「起きたかぁ?、悠」
「……誰、こいつ」
何かこの人、寝起きで不機嫌なんだケド…。
「転校生。な、ナナちゃん♪」
「へっ、ぁ、えと冬美ナナ、デス…。」
2回目の自己紹介をした。
やたらと偉そうな態度の目の前の男。