ある日、君に聞いたよね。

この世界に変わらないものはあるのか。って。

君はただ、笑って。

あるかもしれない。

曖昧な答えなのに、それも良いかもしれない。って。


人はいさ 心も知らず ふるさとは 
花ぞ昔の 香ににほける

紀貫之の和歌だ。

人の心は変わるけれど、此処の花の香は変わらない。
どうか、君の心が、まだ、変わっていませんように。

別れた恋人を想う歌だけど、本当に、そうだと思ったんだ。

人のココロは変わる。
でも、変わらないものもある。

いや、変わっていないと感じるものもある。


これから変わるかもしれない君と僕。

変わらないかもしれない君と僕。


身を任せるのも、1つの選択。


これからに賭けてみるのも、面白いかも知れない。