*短編* 一日恋愛

「……今日は、ありがとう。 私、苑塚とデートできて、楽しかったし…。嬉しかった。」


真顔で頷く苑塚。


……言わなきゃ。


私の気持ちを、今――!


緊張でカラカラに乾いた喉から、声を絞り出す。


「好きな人の話、したでしょ? あれ、苑塚の事だから!」


苑塚の顔が、ほんのり赤くなる。


私は、比べられないほど真っ赤。


涙腺もちょっぴり緩んで、体が熱くなって。


「私……っ、苑塚が、好きだからッ!!」