*短編* 一日恋愛

「……私の好きな人も、今はすごく近くに居るよ。なんだかんだで結構優しいけど、ちょっぴりサドでさ。なんでかわからないけど、私その人にかなり弄られるんだよね」


覚悟を決めた言葉は、自分で言うのもなんだけど、かなり良い感じにごまかせた。


苑塚は真顔で、ふーん、と言ってコーヒーを飲む。


……興味無いなら聞かなきゃいいのに。



「多分、そいつも安城が好きなんじゃない?」


………へ?


間抜け顔で苑塚を見つめる。


「多分、っていうか絶対。そいつの行動、安城が好きだから弄る、みたいな感じじゃん。」


「……それはないと思う」