*短編* 一日恋愛

頼んだ飲み物を、若い店員さんがテーブルに置いていく。


暖かい紅茶に口をつけて、気持ちを紛らわす。


……好きな人の恋愛話聞くなんて、なんだか滑稽。


辛くなるのは自分なのに。


「………で、俺は話したから、安城もね」


「ええっ!?」


いきなりの言葉に思わず大声を出してしまい、カフェのお客さん達の注目の的になる。


それを楽しそうに見つめる苑塚。


………サドだ、こいつ。


早く、と急かされ、仕方なく話し始める。