「あぁ…、安城だ……」


「ちょ、ユキ! 大丈夫!?」


「あー、うん。一瞬天国への扉が見えただけ。」


「え! それって結構重症……」


フラフラのユキに声をかければ、虚ろな声で返される。


……一体何したんだ、苑塚…


とりあえずユキの席まで送り届けると、苑塚とさおりんがこっちを見てた。


……さおりん、苑塚。多分ユキはマズイかもです。

見てないで助けてやって下さい。