「待ってよ!どこに?転校しなくていいんでしょ?」



「…………あかり。」



「ねぇ…しなくていいん…で…しょ?ねぇってば!ねぇ…」



転校なんてしたくないよ。



由奈にだって会えない。


愁くんにだって…



嫌だよ。



嫌。



「ごめんな、あかり…」


「あかり、大丈夫よ。お友達なら向こうでもできるわよ。ね?」



愁くん。