僕が取り乱してどうするんだ。
髪を撫でると少しビクッとするのぞみ。
「…怖がらせてごめんね。君の名前は望月(もちづき)のぞみ。僕は君と、仕事仲間で…兄弟のように仲の良かった、輝本直樹。」
いきなり恋人だったと言うと驚くかもしれないから…胸がちくんとしたけど、そういう事にしておいた。
「記憶が戻るまでここに居ていいから。僕が思い出させてあげる。一緒に…ゆっくり思いだそう?……ね…?」
優しく優しく髪を撫でながら言うと、少し怖がってた彼女だけど…ゆっくり頷いた。
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