「のぞみは一年前と変わってないよ…。僕をウザがる所も、真っ直ぐな瞳も、悩殺な笑顔も、この体温も。…本当は寂しがり屋な所も。のぞみが人間じゃなくても…のぞみは、のぞみだから。好きな気持ちは変わらないよ?だから…罪は一緒に償おう?」
のぞみが泣き止むまで、僕は優しく背中をさすって、ずっとずっと…ぎゅうっと抱き締めた。
僕は覚悟していた。
何もかも捨てる覚悟。
のぞみの為に命をかける覚悟。
一緒に逃げる覚悟を。
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