間愛のつめかた

やがて全員に料理が行き届いて、


かしこまって座った留玖が手をついて頭を下げて、ぺこりと「どうぞ」と言った。

俺は椀と小鉢のフタをとって──



おお、と──



現れた料理を目にして、その場にいた全員の感嘆の声が重なった。