間愛のつめかた

「いや、何でもねえよ」

何を確かめようとしてるんだ?

彼女に何を言わせようとしてる?

「悪ィな、そんなの聞かなくても……」

不安なんかねえ!

留玖は俺に惚れてくれている。

揺るぎない自信がある。


俺のモヤモヤなんて、どうでもいい。


留玖の肩に頬を乗せて、俺は小さく笑って──



「……好き」



顔の見えない留玖が、かろうじて聞きとれる声を出した。



「大好きだよ……エン」

張りつめた琴の糸のような震える声で、

「ずっとずっとお慕いしています」

どこか必死な声で、

「留玖は……この世で一番、殿が──円士郎様が、大好きです」

遠慮がちに、留玖は甘い愛の言葉をささやいて──


どうでもいい!

モヤモヤなんて、どうでもいいぞ!


またしても俺の心は天高く舞い上がった。