間愛のつめかた

「ホント?」

留玖はおずおずとした様子で、腕の中から俺を見上げた。

橙の灯火が揺れる瞳と目が合って、俺はまた顔がにやける。

「おう」

うう、くそ……留玖がかわいい。

「……非常識なことって思ってあきれてない?」

「ぜんぜん」

だめだ。

俺、もう留玖が何言ってもかわいいぞ。

「じゃあ、私がお城の台所を使っても……いいのかな」

「おう、使え使え。いくらでも使え」

こくこくうなずいて、

俺は再び留玖を抱きこんで首筋に口づけた。

腕の中で留玖の体がはねて、強ばる。




刹那──




のぼせきっていた頭から熱が下りていくような感覚に襲われて




俺はまた、

物足りないような、少しガッカリしたような気分になった。




……なんでだ?




自分でも自分の気持ちがわからずにモヤモヤする。


留玖がかわいいのに。




でも、




彼女から返ってくる反応に──いらついている俺がいる……?